【西新井】喫茶&レストラン シルビア
東京では雪が舞う時期ということで、ちょうど1年前の大雪の時に訪れた喫茶店を思い出したのでご紹介。
やってきたのは東京都足立区の西新井。足立区は23区と言えど東京では郊外に位置し、ここ西新井や北千住は都心へのアクセスの良さから人気を取り戻しているエリアである。
とは言うものの、東武線しか止まらない西新井、駅前は良く言うと昔の面影を残しつつ、悪く言うと垢抜けない印象が拭い去れないのである。
そんな西新井の街を見守るかのように駅前で営業を続けるのが「シルビア」という名喫茶である。
入口には何と本物のランチの見本が展示されている。食品サンプルではなくてですよ。ランチが終わったらこの見本はどうするんでしょうか?w
ともあれ、階段を上り入口へ。こちらの入り口のセットは食品サンプルですなw 何やら雑誌でも紹介されているらしく。
ドアと絨毯の「シルビア」の字体が、なんと味わい深いことか。
いよいよ店内に突入。こちらで有名なのは、店内いっぱいに広がるワインレッドで欧風の装飾が施された椅子。いつぞやの昭和バブルの香りがプンプン。雰囲気があるので、ここは何度もドラマのロケ地にもなっているようだ。1978年創業と言うから、それもそのはず。
実は相棒にも登場しており、管理人は相棒で一目見て訪れた次第。(私は相棒の熱心なファンですが、テレビ朝日の回し者ではありません。笑)
(相棒 Season13-4『第三の女』より)
今回は店内が一望できる奥の席に着席。
今時喫煙可、ヤニが染み込んだ大理石と灰皿がいちいちレトロである。
アラビアン風シュガーポットもこういう喫茶店ならでは。
今回は昼間に訪れたのでランチセット(¥860)を頼んでみた。盛り付けや食器も昭和チックだが、お味は…見た通りとだけ申しておく。
コーヒーのほうはよく温度管理もされており、渋めの味が雰囲気とマッチしている。
食後に店内を少し探検させてもらうと、隅々までワインレッドの椅子と、いかにもなランプを見て取れる。
ステンドグラスの、大きいランプも印象的。
ここは相棒ファンはもちろんのこと、喫茶店ファンや、レトロなものが好きな人にはたまらないだろう。一口に純喫茶と言えど今風に改造されているところもあるが、ここは当時の雰囲気をよく残している気がした。
店舗情報
営業時間 8:00~20:00(LO19:30)
定休日 無休
電話 03-3840-6111
住所 東京都足立区西新井栄町2-7-5
最寄駅 東武スカイツリーライン 西新井駅東口すぐ
喫煙 分煙
Wi-Fi なし
クレジットカード 不可
【西東京市】珈琲館 くすの樹【再々訪】
先日、また調布方面に出かける用事があり、『くすの樹』に再々訪できたのでご紹介。
この日は秋晴れで、昼間のくすの樹は初めて来ました。相棒で映ったそのままの姿ですな。
店の前には木々が生い茂った小川があり、良い具合に紅葉していました。
このショットも相棒で出てきます。左側のとんがり屋根の筒状の建物は「シャトー」と言うらしく、貸会議室などに使われているとか。
秋晴れと紅葉した蔦、良い組み合わせ。
紅葉とレンガ造りが何とも雰囲気があります。
相棒のシーンを引っ張り出してきましたが、そのまんまでしょう。笑
今回は、一階の中央席に座ってみました。ここは、念願の神戸君と右京さんも座った席。
昼間でも良い意味で薄暗い店内。ランプが相変わらず味がある。
この日はランチとして訪れたので、BLTサンド(¥850)を注文。パンが良い塩梅に焼かれ、ベーコンも質が良いものを使っているのはすぐにわかりました。付け合わせのポテトはおそらく既製品かなw
珈琲は食後なので軽めのソフトブレンドを。
ここの席からは、奥の厨房が見えます。ドラマでは、この奥で働くマスターは、以前に右京さんに逮捕され、出所後この店を引き継いだという設定。
相棒 Season10から6年が経とうとしていますが、変わってないのですな。
人がいない瞬間を狙って撮っていましたが、平日の昼間にも関わらず常連客も多いよう。撮影に苦労しましたw
来年1月から、残念ながら営業終了が早まり、19時までになってしまうそう。夜は夜で味があるこのお店、相棒ファンも喫茶店ファンも楽しめる貴重な存在だけに、ぜひ末永く存続してほしいところ。
店舗情報
営業時間 9:00~22:00(2018年1月より9:00-19:00)
定休日 不定休(店舗ホームページにて事前に告知あり)
電話 0422-55-4450
住所 東京都西東京市新町5-19-10
最寄駅 JR中央線 武蔵境、東小金井(車、バイク、自転車がおすすめ)
喫煙 全面禁煙
Wi-Fi あり
クレジットカード 不可
店舗ホームページ http://cafe-kusunoki.com/
【西東京市】珈琲館 くすの樹【再訪】
前回ご紹介した『くすの樹』さん、先日再訪したので再度取り上げます。
ドラマ『相棒』で1話ごとロケ地として使われたこともあるこちら、一度行って以来再訪のチャンスを狙っていましたが、先日の旅行の帰り道に通るので寄ってみることにしました。
▼前回の記事はこちら
この日は11月と言えど10℃を下回り、相変わらずのレンガ造りが、寒空に温かさを吹き込んでくれるかのよう。
実は「くすの樹」さんには二階席があり、前回は見ることができなかったので、今回覗いてみることに。お好きな席にと案内されるので、二階席でもいいですかと聞くと、もちろんどうぞと。素晴らしいサービスです。
続きを読む【西東京市】珈琲館 くすの樹
【門前仲町】カフェ東亜サプライ
前回の記事からいつの間にやら半年も経ってしまったが、ここ最近素敵な喫茶店を見つけたので、しれっとご紹介。
今回は門前仲町の『カフェ東亜サプライ』さん。
門前仲町と言えば、下町ながら都心にもほど近く、専ら人口増加中の江東区の繁華街。場所は永代通りと清澄通りが交わる門前仲町交差点、何度か通るうちに一際目立つその店構えが気になり、訪れてみることに。
地下鉄の出口すぐ、交差点の一画ということで、鉄道利用者にもドライバーにもわかりやすい立地。
交差点「門前仲町」に行かれれば、そのレンガ造りの建物と赤い看板がすぐ目につくだろう。
どんな内装なのか、入口を入ると中もレンガ造りと電球色のランプと、早速胸躍る雰囲気。
入口の階段から雰囲気満点。
インテリアとしては正統派純喫茶ながらも、良く手入れがされ清潔を保っているという印象。古い漫画が積み増ししてあったりヤニで汚れた椅子というディープな純喫茶とは一線を画している。
椅子もランプも良く手入れがされていて、汚い喫茶店はちょっと…という方でも難なく受け入れられる内装だろう。それでいて、電球色のランプと外から差し込む日差しによって、なんともノスタルジックな空間になっているから不思議なのだ。
ワインレッドの椅子、少し年季の入ったテーブル。こういう雰囲気はいくらカフェチェーンが真似ても絶対に出せないと私は確信している(本当にw)。
この日はランチの食事付きコーヒー(¥800)を注文。食事にはオムライスを選択。
出来合いではない、その場で調理したどこか懐かしい味のオムライス。
食後のコーヒーはレイコーで。苦味がしっかり効いていて、この点も本格喫茶ならではだろう。
こちらでは自社仕入れのコーヒー豆も販売しているらしい。
チェーン店のように綺麗過ぎず、かといって薄汚い印象はなくちょうど良い稀有な喫茶店だった。門前仲町へお越しの際はぜひどうぞ。
店舗情報
営業時間 9:00~17:30
定休日 月曜日
電話 03-3641-7159
喫煙 分煙
Wi-Fi なし
クレジットカード 不可
【御徒町・上野】丘
このところ仕事が立て込んでおり、放置してしまってましたがボチボチ再開。実は最近喫茶店にも行けていないのだが・・、やっと仕事のほうもひと段落したので喫茶店巡りと記事更新を細々と始めようかという所存。
今回は御徒町の名喫茶「丘」をご紹介。
御徒町界隈で純喫茶といえばこのお店、というくらいの有名どころ。入口からして場末感と昭和感がたまりません。立地はちょうど上野駅と御徒町駅の中間、山手線ガード沿い。
お店は地下。ワインレッドの絨毯と暗めの照明が雰囲気をそそる。
日焼けしきったメニューも、こういうお店だと味が出てくるから不思議。
内部は電球色の照明と茶色のインテリアで統一。
この薄暗い照明と年季の入ったソファー、たまりません。
名喫茶には名シャンデリアあり!とでも言わんばかりのシャンデリア。
ここではウィンナーコーヒーを注文。甘みはないので、甘みが欲しい方は砂糖を入れましょう。
雰囲気そのものは抜群だけど、接客がバタついた印象があったのがやや残念。ここはお客がタイムスリップする空間。もっとスローでビターな接客を期待してます。
店舗情報
営業時間 9:00~17:30
定休日 月曜日
電話 03-3835-4401
住所 東京都台東区上野6-5-3 尾中ビル B1F
喫煙 全面喫煙可
Wi-Fi なし
クレジットカード 不可
【町屋・三河島】光栄軒
今回は、番外編ということで、懐かしの中華料理屋をご紹介。実はこちらは、知る人ぞ知る大食いの名店でもあったりするので、先日腹を空かせて行ってきた。
食堂の名前は、その名も「光栄軒」。場所は町屋と三河島のちょうど中間くらい。
入口に所狭しと並べられた食材が大食い店を物語っている(?)。
中は刑事ドラマに出てきそうな、いかにも昭和な中華料理屋。
個人店としては豊富なメニュー。ちゃっかり消費税は8%表記になっている。ネットでは、この他にも裏メニューがいくつかあるらしいとの噂。
看板メニューでもある炒飯を注文。普通盛りでも十分多いとのことだったので、普通盛りを頼んでみた。
写真だとわかりずらいが、確かに多い。直径25㎝くらいの皿に、溢れんばかりの米がのっていて、バーミヤンの炒飯の3倍はあろうかという量。聞くところによると、並みが2.5合、大盛りは4合らしい。
味はいわゆる「街の中華屋さん」というような、スタンダードな炒飯。若干脂が濃いめだろうか? 私は炒飯を食べるとき、味に飽きたり脂が多いときは酢をかけて食べています。
割と大食いだと自負しているものの、さすがに半分食べたあたりから多く感じ始め、最後はほぼ流し込んでいる状態に…。
昼を抜いて行ったものの、これはなかなかパンチの効いた量でした。でもこの量を今時550円で出してしまうのは凄いと思ってしまったし、ここはわざわざ腹を空かせてまた行きたいと思わせる何かがある店でした。
アクセス
アクセスについては、最寄りは町屋駅。三河島からも歩けるが、若干町屋駅のほうが近い。
町屋駅は千代田線、京成、都電の3路線が交差する駅なのでわかりずらいが、町屋駅を出たらとにかく南を目指して歩きましょう。写真はメトロ町屋駅から歩いて京成の高架下をくぐったところ。
しばらく歩くと、三菱電機の建物が見えてくるので、横の道をひたすら南下すれば到着できる。
どこか懐かしい雰囲気漂う荒川区の住宅街。この道を10分ほど歩くと、左手に赤い「光栄軒」の看板が見えてくる。
※光栄軒について詳しく書かれた先駆者の記事がありました。ほぼ全メニューを制覇した?猛者の方のようですw
また、NAVERまとめでも取り上げられるなど、大食いファンには必見の店と言えるでしょう。
店舗情報
営業時間 平日 11:00~22:00 土・日11:00~20:00(祝祭日は22:00)
定休日 月曜日
電話 03-3806-4924
住所 東京都荒川区荒川2-4-3
最寄駅 町屋駅(東京メトロ千代田線、京成本線、都電荒川線)、JR三河島駅、都電荒川線 荒川区役所前
喫煙 喫煙可
Wi-Fi なし
クレジットカード 不可