やがて懐かしき喫茶道

純喫茶とコーヒーが大好きな管理人の喫茶店訪問記。

【河原町】築地

今回はまたもや京都・河原町の名喫茶をご紹介。

関西には名喫茶が多いことは何度もこのブログで触れているが、京都も御多分に漏れず、なかなか味のあるお店が多くひしめいている土地である。そのなかでも、河原町の三大名喫茶のうちの一つ、「築地」をご紹介したい。

 「築地」は、三大名喫茶の一つ「ソワレ」から徒歩すぐの場所に構えており、ソワレのある道を西方面に曲がり、細い路地を入るとすぐに見つけることができる。

 

▼「喫茶ソワレ」についてはこちらの記事を参照。

www.kissado.club

 

また、もう一つの名喫茶「フランソワ」は四条通を挟んですぐ南にあります。

 

▼「フランソワ喫茶室」についてはこちらを参照。

www.kissado.club

 

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この日は6月の小雨が降るなか築地までたどり着きました。6月とは言え、まだ少し肌寒さが残っています。気のせいか佇まいもなんとなく哀愁を感じます。

 

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中はこれまた薄暗く、3大名喫茶のなかではこちらが最も純喫茶らしい感じだろうか。フランソワが名前の通りフランス系の内装だとすれば、こちらはイギリス系の内装といったところ。照明は意図的に暗くしているのだろうが、エレガントというよりもどこかしら妖しさすら感じますw

 

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鹿の角を模ったオブジェとか、重厚な鏡とか、推理小説に出てきそうなお屋敷を彷彿させます

 

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こちらの名物はウィンナーコーヒーとのことで、早速注文。ウィンナーコーヒー600円とは、純喫茶としては良心的だろうか。

 

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ウィンナーコーヒーといえばホイップクリームがたっぷりと絞られたコーヒーを思い浮かべてしまうが、こちらのコーヒーは珍しくクリームが盛られていません。これは健康には良さそうだけどw、見た目としては物足りない気も。

 

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店内は私一人だけで、特徴ある家具に囲まれ、さながらアンティークショップのような静けさと雰囲気に包まれていました。

 

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時計の文字盤、年季入りすぎw 一体いつの時計なんでしょうか・・

 

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でもどうやら、こちらは昭和9年創業のようで、なるほど作り物ではないレトロ感が滲み出ています。こういうお店、いつまで持ちこたえられるかは、便利なチェーン店に流されず後世にどれだけ魅力を伝えられるかにかかっている気がします

 

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これで京都の3大名喫茶は全て訪問しましたが、どこも個性が際立っています。喫茶店好き、アンティーク好きの方にはどこも一目覗く価値ありです。

店舗情報

営業時間 11:00~21:30

定休日 なし

電話 075-221-1053

住所  京都府京都市中京区米屋町384-2

最寄駅 阪急京都線 河原町駅、京阪 祇園四条駅からも徒歩数分

喫煙 全面喫煙可

Wi-Fi なし

クレジットカード 不可